
第8期入会の大崎初音プロ。
スキー検定1級、ピアノ歴10年、ゲームも好き、大学時代はカウンセリングを専攻し認定心理士の資格を取得、昨年まで働いてたキャバクラではNO1と様々な経歴を持つ彼女。
SNSサイト「はこてんパラダイス」では早くも彼女のコミュニティが出来るなど、大ブレイクの予感を漂わす彼女の素顔に迫ってみました。
プロ協会五十嵐代表との意外な出会い
- 大崎さんは北海道出身なんですね。どうして東京に?
- 大学に行くために北海道の登別から東京に上京してきたんですよ。元々お酒が好きで、よくBARに行っていました。
- 女子大生のうちから行きつけのBARですか。酒豪の片鱗を感じますね(笑)
- 別にどうしてもBARに行きたいと言うわけでもなかったのですが、知り合いが働いていたのでよく足を運ぶようになりました。 そのうちに私自身がそのBARのウェイトレスとして働くようになって。 そのときは麻雀の「ま」の字も知らなかったのですが……
- その知り合いが麻雀を教えてくれたんですか?
- その人が、と言うよりもほとんどの常連さんが麻雀が大好きで、毎日のように麻雀の話で何時間でも盛り上がっているのを見ていて興味を持ちました。 「2時間も3時間も話すくらいおもしろいの?!」って。
麻雀を教えてもらった師匠はプロではなく一般の方で、もちろん常連さんのうちの1人なのですが、他の皆さんも親身になって教えてくれました。 その常連さんの中の1人が日本プロ麻雀協会現代表の五十嵐プロだったんです。
- そこからどっぷり麻雀にはまったんですか?
- いえ、麻雀は好きでしたが麻雀だけ、と言うわけではなくユニフォームを作って草野球をしたり、バレーボールをしたり…と約30人ほどで色々やっていて、その時点では麻雀が特別な存在というわけではなかったですね。
もちろん頻度は1番でしたが。
私が小中高とバレーボールをやっていたのもあって、今でも年に1〜2回の野球合宿の時にはバレーもします。あ。もちろん代表も参加していますよ。
- ……代表、バレーボールできるんですか?
- ノーコメントでお願いします(笑)
指名数全店舗NO.1キャバクラ嬢から麻雀プロへの転進
- 麻雀プロを目指すきっかけになった思い出等を聞かせてください
- まだ大学生だった頃に、代表に頼まれて、当時のBARの同僚と野口賞の本戦のお手伝いをさせていただきました。
その会場で面接会場の案内や、タイムキーパーを手伝わせていただいたのですが、本当にいきなりだったので、私なんかがやっていいのかな、と不安で仕方なかったです。
- その時に選手でいたプロのことは覚えていますか?
- 協会の吉田光太さんや、連盟の二階堂亜樹さんがいらっしゃったのを覚えています。
もちろん初めて拝見したのですが、その時にプロの方の麻雀に対する真摯な姿勢を見て「麻雀にもこういう世界もあるんだなぁ…」と感銘を受けました。
- そんな想いがあって、キャバクラを辞め、プロになろうと決意したわけですか?
- いえ、キャバクラを辞めた理由は別で…。「やりきったな」と。
- やりきった、というのは?
- 私の働いていたお店は、新宿に本店がある系列店だったのですが、とりあえず自分の働いていたお店では長い間NO1をやらせていただいていました。 系列店を合わせての成績も常に上位に入っていましたし、指名数は全店舗でトップだったので、自分の中で満足というか何というか…。 「やりきったな」と。
- では、辞めると決断した段階ではプロを目指すということではなかった?
- もちろん選択肢の内の1つにはありましたが、特別「どうしても麻雀プロになりたい!」というわけではなかったですね。
でも、勉強を始めたら楽しくて楽しくて…。 元々、働き詰めだった自分へのご褒美で、しばらくゆっくりしようと思っていたので、新しい仕事は始めずに、貯金で生活しながら麻雀の勉強をしました。
- なにかプロ試験のエピソード等があれば
- 試験はとにかく緊張しました。でも、実技試験で同卓した方も手が震えたりしていて、みんな一緒なんだなぁーって。ただ、実技試験の出来には不満だらけで、帰りに行きつけの串焼き屋さんに行って深夜まで大号泣でした。
- 実技試験では打っている姿勢や牌捌きが良いと試験官が言っていましたが?
- ありがとうございます。
以前ブログの方にも書かせていただいたのですが、私、すごく猫背なんです。 昔からずっと背が高かったので、それを言われるのが嫌で、気がついたら猫背になっていて…。 でも、見られることを意識すると、やっぱり背筋は伸びている方が綺麗ですよね。
先日のファンクラブの交流大会イベントでも姿勢が良いねって褒めていただいて嬉しかったです。
文字で自分の想いを伝えるということ
- ファンクラブを通じて初めて一般の麻雀ファンの方と接したと思いますが、今後自分なりの麻雀界へのビジョンがあれば聞かせてもらえますか?
- そうですね。皆がもっともっと気軽に麻雀を楽しんでもらえるようになると良いな、と思います。
例えばダーツバーに行くとするじゃないですか。そこにオセロやトランプがあったら、手が空いた際にふとやってみる人もいると思うんです。 麻雀って他のゲームと比べて敷居が高いと思うのですが、上手くそこを取り払っていって、オセロやトランプのように「誰でも気軽にできるゲーム」に出来たら素敵だと思いませんか?
これからもっともっと麻雀が普及してほしいと思うし、その為に何か出来ることがあれば挑戦したいと思っています。
- 素晴らしい目標だと思いますよ。今後の活動予定は?
- やると決めたからにはキッチリやりたいと思っています。
とりあえず今後は雀荘での仕事を中心に、出来るだけ麻雀にかかわっていきたいです。
- 雀荘でのお仕事はどうでしたか?
- はい。
先日初めての出勤を池袋のれっど‘sでしてきました。 何もかも初めてなのですっごく緊張しました。
よく「度胸がありそうだね」と言われるのですが、私、初めての場所ってもの凄く緊張するんです。お酒が入っているとそうでもないのですが(笑)
でも、ブログやはこパラで私の出勤を知ってくださった方がいっぱい来てくれて凄くうれしかったです。「ブログ見てきたよー」って言っていただけると、私も「頑張ろう!」って思います。 この世界に入ったばかりの私を応援してくださる方の期待に応えるためにも、精一杯頑張りたいと思います!
- 初勤務を終えた後はやっぱりお酒でしたか?
- キャバクラを辞めてから久々のお仕事だったので、8時間の勤務だったのですが、もの凄く疲れました。
でも、その後にれっど‘sのスタッフさんが食事に連れて行ってくださって…「仕事の後のお酒は美味しいっ!!」って、ついつい飲み過ぎちゃいました(笑)
帰って来てから、コラムを書かせていただく「麻雀NOW」の宇佐美うみプロと飲んだのですが、朝まで付き合わせたのはさすがに反省しています…(涙)
- 今後はどこか専属の雀荘をメインにしていく感じですか?
- まだ働き始めたばかりなので、考えている最中です。一つの雀荘をメインにしていって、○○に行けば大崎に会えるって思っていただければそのお店への恩返しにもなると思います。
でも、お店によってルールが違ったりもするので、実際に色々経験したいと思っています。後は、色々なところにゲスト呼んでいただけたりすれば、様々な方と知り合う機会も増えて大崎初音という存在を知ってもらえるかなって。
幸い、5月6日(火・祝)に町田のスリーファイブJrさんにゲストのお話をいただいているので頑張って来ます!! これからのことは、やりながら焦らずに考えていこうと思っています。 ブログの方にも予定を書いていますので是非ご覧になってください。
- ブログはいつ頃から書いているんですか?
- 今はアメブロで〜続・Hachi's Diary〜というブログを書いています。これは去年の10月頃から書き始めました。
- 「続」ということは
- キャバクラ嬢時代にキャバクラ嬢専門の日記サイトに書き始めたのがブログを始めたきっかけです。約2年前の2007年5月からお店を卒業するまで書きました。
「文章を書く」という作業が好きだった私が「文字で自分の想いを伝える事の喜び」を知ったのがこのサイトなんです。
- 文字で人に想いを伝える。大変なことですよね。
- そうですよね。すごく難しい。
でも、伝わったときの喜びって他では味わえない喜びだと思います。だから、今は毎日ブログを書くようにしています。できるだけ沢山の方に読んでいただけると嬉しいです。
- それでは最後にファンの皆様になにかお願いします。
- 最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。 まだまだ、至らない点はたくさんあるかと思いますが、1歩1歩マイペースに成長していきたいと思っています。応援よろしくお願いします。
あっ!! 4月25日創刊の麻雀NOWで『大崎初音の麻雀人口増加計画』というコラムを書いています。是非ご覧になってくださいね。
いつか、一緒に麻雀が出来る日をとっても楽しみにしています。 ありがとうございました!